子どもたちが充実した放課後を過ごせるように関係者が連携して先進的な取り組みの発信や成果の検証などを行う「日本放課後学会」が発足し、19日東京・千代田区で初めての会合が開かれました。
関係者およそ200人が参加して、まずは代表理事を務める岡山大学の中山芳一准教授が「放課後の空間、時間、仲間は昔より少なくなったと言われ、貧困の問題なども懸念されている。放課後の子どもたちの最善の利益を科学する学会にしたい」 また「放課後のあり方は客観的な検証が行われてこなかったので、子どもたちの利益をどのように守っていくか研究を進めたい」と話をしました。
この記念大会には、こども家庭庁小倉將信担当大臣もご挨拶に駆け付け、放課後学会への期待を述べられました。
このあと、10団体が取り組みを発表しました。
NPO団体の「Chance For All」が運営する学童保育を利用している子どもたちからは、大人たちへのメッセージをが発表されました。
最後には、参加者交流会が開かれ、グループであそびを楽しみながら、「この1年で、こどもたちの笑顔のために何をしたいのか」を発表し合いました。
学会では、放課後の環境について先進的な取り組みを発信したり、成果を検証したりした上で共有し子どもたちの利益をどのように守っていくかさらに研究を進めていきます。
【開催内容】
●日時:2023年3月19日(日) 13:30~16:00
●場所:TKPガーデンシティ御茶ノ水3階
●対象:
乳幼児期、学童期、思春期・青年期問わず子どもたちの放課後に興味や関心がある方ならどなたでも参加可能(※先着200名 会場の定員の都合上、参加する場合は必ず事前にお申し込みください)
〇参加料:2,000円
●大会スケジュール
13:00-13:30 受付開始
13:30-13:50 開会式(来賓挨拶、設立準備会会長挨拶等)
13:50-15:30 放課後における実践者たちによる発表(10団体)
15:30-15:50 参加者交流会
15:50-16:00 閉会式
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